酸処理は、大磯砂の中に含まれている貝殻を酸性の物で溶かしてやります。
酸処理でよく知られている酸性のものは、「酢」と「塩酸」です。
「酢」は料理によく使用されている酢です。ミツカン酢などが有名なあの酢です。
「塩酸」は強い酸性の液体で、薬屋に行けば売ってくれますが印鑑を持っていかないと売ってくれないかもしれません。
私は「酢」で処理する方法を強く推奨します。
理由は、酢のほうが安全だからです。
塩酸を使用すれば酢を使用するより遥かに早く貝殻を溶かすことが出来ますが、塩酸の取り扱いに非常に危険が伴います。
趣味で楽しんで行っている作業で大事故になっては割に合いません。
私は酢で酸処理しているのですが、注意していても少なからず酢が手につきます。これが塩酸だったらとゾッとします。
酢で行うと数週間かかる場合がありますが、気長にのんびり待つのも楽しいものです。
酸処理した大磯砂は一生使用できるので、それに比べたら数週間なんてあっという間です。
どうしても塩酸で行いたい方は、割に合わないリスクがあることを肝に銘じてから行ってください。
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