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大磯砂の酸処理方法
ここでは、大磯砂の酸処理方法を説明します。
大磯砂とは
大磯砂とはアクアリウムでよく用いられる底床です。
神奈川県の大磯で採取されていたことから「大磯砂」と呼びますが、最近は東南アジアで採取されたものが多く流通しています。
「砂」と名前が付いていますが、実際は5ミリ前後の小さな砂利の形をしています。
なぜ酸処理を行う必要があるのか
大磯砂は主に海岸で採取されます。
海岸で採取されるため、少なからず貝殻やサンゴの破片が混入しています。

上の写真は大磯砂に混入していた貝殻などです。

貝殻やサンゴの破片は主にカルシウムで出来ており、水槽の中で徐々に溶け出し水質をアルカリ性に傾けます。

しかし水草は酸性を好むものが多いため、大磯砂に混入した貝殻が溶け出してアルカリに傾いている水では調子が悪くなり、育たなくなる場合があります。

そこで、大磯砂の中に混入している貝殻やサンゴを酸性のもので溶かして取り除き、水をアルカリに傾けないようにするために酸処理を行います。

私もアクアリウムを始めた頃は酸処理を知らず、大磯砂に水草を植えても全然育たないので何故だろうと思っていました。
しかし、酸処理した大磯砂を使用してからは水草も全く問題なく成長しています。

酸処理の方法

酸処理は、大磯砂の中に含まれている貝殻を酸性の物で溶かしてやります。
酸処理でよく知られている酸性のものは、「」と「塩酸」です。

「酢」は料理によく使用されている酢です。ミツカン酢などが有名なあの酢です。
「塩酸」は強い酸性の液体で、薬屋に行けば売ってくれますが印鑑を持っていかないと売ってくれないかもしれません。

私は「酢」で処理する方法を強く推奨します。
理由は、酢のほうが安全だからです。
塩酸を使用すれば酢を使用するより遥かに早く貝殻を溶かすことが出来ますが、塩酸の取り扱いに非常に危険が伴います。

趣味で楽しんで行っている作業で大事故になっては割に合いません。
私は酢で酸処理しているのですが、注意していても少なからず酢が手につきます。これが塩酸だったらとゾッとします。

酢で行うと数週間かかる場合がありますが、気長にのんびり待つのも楽しいものです。
酸処理した大磯砂は一生使用できるので、それに比べたら数週間なんてあっという間です。

どうしても塩酸で行いたい方は、割に合わないリスクがあることを肝に銘じてから行ってください。


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